いい話

「ゆばブーム仕掛け人」は感謝の心で「念ずれば夢かなう」

「念ずれば花ひらく」は坂村真民さんの詩ですが、「念ずれば夢かなう」をモットーにして、会社を立て直した社長さんがいます。

先日、「プチ紳士を探せ!運動」の代表で作家の志賀内泰弘氏に誘われて、大津市の「比叡ゆば本舗 ゆば八 」に行き、社長さんのお話を聞いてきました。

その前に、「おさしみゆば」を賞味。(美味しかった!)

社長の八木幸子さんは、なかなかの苦労人です。

社長だった夫が1994年に病気で突然に亡くなり、葬儀の翌日から社長職を引き継ぐことになりました。

と言っても、しばらくは、目の前が真っ暗で、頭の中は真っ白。

ストレスのため手足しびれ、食欲もない状態が続いたそうです。

ずっと主婦だったので、経営については、まったくのど素人です。

従業員が見切りをつけ次々と辞めていきました。

が、それでも仕事をしていかなくてはなりません。

苦しい中、考えたことがあります。

「あした『おはよう』と言える保証は誰にもない。愚痴や不満を言っている時間なんかない」と。

従業員をほめて育てる夫のやり方を手本にして、ひたすら仕事に精を出しました。

残ってくれる従業員がいる。

夫はいなくなったけど、家族がいる。

夫が残してくれた職場がある。

なんと有り難いことか・・・

そう気持ちを変えていったところ、次第に楽になり、生き方が前向きに変わっていきました。

工場や会議室には、こんな詩が掲げられていました。

ありがとう   清水英雄

つらいことがおこると感謝するんです

これでまた強くなれると ありがとう

悲しいことがあると感謝するんです

これで人の悲しみがわかると ありがとう

ピンチになると感謝するです

これでもっと逞しくなれると ありがとう

つらいことも悲しいことも

ピンチものりこえて生きるのが人生だと

言い聞かせるのです 自分自身に

そうすると ふっと 楽になって 楽しくなって

人生が光り輝いてくるんです

ピンチはチャンスだ

人生はドラマだ

人生がとてもすてきにすばらしく

よりいっそう 光り輝きだすんです

ますます光り輝く人生を

ありがとうの心と共に

やはり感謝の気持ちは、人を前向きにしていきます。

積極的にゆばの素晴らしさを伝えようと、いろいろとアイディアをねり、次々と実行しました。

料理教室や工場見学会を始めたり、ゆば料理の本を出版したり、自らが広告塔になって、全国各地に講演に出かけるようにもなりました。

そして、ゆばの人気は急上昇。

いつしか八木さんは「ゆばブームの仕掛け人」と呼ばれるようになり、大臣表彰も受けるほど、功績が認められるようになってきたのです。

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そんなお話を2時間ほど聞いて、さて、帰ろうかとすると、急な大雨。

傘をもってきていない私と志賀内さんは、どうしようかと顔を見合わせていたところ、

「念ずれば夢かなう」がモットーの八木さんが言った言葉が面白かったです。

「念ずれば雨もやみます!」(笑)

笑っていては雨はやみそうもなかったけれど、ちょうど店にいらした業者の方が、

「駅までなら車に乗せて行ってあげましょうか」

と送ってくれることになりました。

雨は降っていても、

「笑えばラッキー!」(笑)

なのです。

大津市には、こんなすごい社長さんもいるし、親切な人もいます。

いろいろと勉強になっていい日でした。

何事も感謝の心をもって念ずればうまくいく! (^.^)

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【参考】 サイト「比叡ゆば本舗 ゆば八 」 比叡山延暦寺御用達・農林水産大臣賞受賞。最高級手作り湯葉。いまや商品は360種ほどあるそうです。