▼『ヒューゴの不思議な発明』という映画を観ました。
感動しました!
この映画は、2011年のアカデミー賞5部門の他、多くの映画賞に輝いた作品です。
この映画から印象に残った大事なことを紹介したいと思います。
●キャッチコピーはこうです。
「世界は幸せにあふれている。必要なのはちょっとした修理だけ。」
なかなか、いい感じでしょ。
●あらすじです。(ネタバレしない程度にしますね)
1930年代のパリ、父を火事で亡くし身寄りのない少年ヒューゴは、駅の時計台に隠れ住み、構内の時計の整備をしながら暮らしていました。
ひとりぼっちのヒューゴの唯一の友だちは、父が遺した壊れた機械人形。
機械人形の修理を生き甲斐とするヒューゴは、修理に必要なハート型の鍵をもつイザベルと過去の夢をなくしてしまった老人ジョルジュに出会います。
そして、ヒューゴは、機械人形には、それぞれの人生と世界の運命を変えてしまう秘密のメッセージが隠されていることを知るのですが・・・
●私にとって特に印象的な場面です。
特に印象的な場面は、ヒューゴが少女イザベルをパリの街が見渡せる時計台の特等席に連れて行って語るシーンです。
自分の価値を見いだせないと悩みを打ち明けるイザベルに美しいパリの街を眺めながらヒューゴは、つぎのようなことを言うのです。
「機械には無駄な部品は一つもない。
もし世界が一つの機械だとしたら、無駄な人間なんか一人もいないんだ。
みんなに存在価値がある」
そして、ヒューゴは、父が遺した機械人形を修理することで、図らずもこの言葉を証明することになるのです。
この映画のテーマは、
「世界には価値の無い人間などいない」
ということでしょう。
現実の世界で、ときに私たちは、「自分は誰からも必要とされていない」「愛されていない」と孤独感にさいなまれることがあるかもしれません。
少女イザベルのように「自分など無益な存在だ」と悩み、心が壊そうに感じることがあるかもしれません。
けれども、誰もがこの世界に必要であり、価値ある人なのです。
誰でも皆、きっと何かの役割があるのです。
一人ひとりには役割があるから存在している。
自分も、家族も、友人も一人一人・・・。
価値のない人間などいない。
そんな思いを強めてくれる映画でした。
私たちも価値の無い人間ではない。 (^.^)
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【出典】映画DVD「ヒューゴの不思議な発明」
『ヒューゴの不思議な発明』(原題: Hugo)は、2011年のアメリカのドラマ映画。ブライアン・セルズニックの小説『ユゴーの不思議な発明』を原作とする。第84回アカデミー賞では同年最多の11部門にノミネートされ、5部門で受賞を果たしました。