いい考え方

ヴァリニャーノ著『日本巡察記』から日本人の良さを見直す。

「日本人って、すごい!」ということを再認識してみたいと思います。

日本人って、子どもの頃から自己肯定感が低いです。

とかく自分のことを卑下しがちです。

欧米人と比べると背が低いとか、顔が平べったいとか、外見に劣等感をもっている人もいます。

でも、日本人って、実際は世界の中で、すごく尊敬されている民族です。

まず、その礼儀正しさ。

「素晴らしい!日本人ほど、礼儀正しい国民はない!」

と、多くの外国人は言います。(私の友人も・・・)

古くは、16世紀末に来日したヴァリニャーノ巡察師は、日本人をじっくり観察した後、次のように感嘆して報告しています。

(日本人は)人々はいずれも色白く、きわめて礼儀正しい。

一般庶民や労働者でもその社会では驚嘆すべき礼節をもって上品に育てられ、あたかも宮廷の使用人のように見受けられる。

この点においては、東洋の他の諸民族のみならず、我らヨーロッパ人よりも優れている。

ヴァリニャーノ巡察師は、イタリアの貴族として生まれた司祭で、ヨーロッパやインド・中国などを訪れ、日本には1579年以来、3度、来日。

非常に優秀な人で、イエズス会東インド管区の巡察師として活躍し、天正遣欧少年使節派遣を計画・実施した人です。

彼はさらに語っています。

国民は有能で、秀でた理解力を有し、子供たちは我らの学問や規律をすべてよく学びとり、ヨーロッパの子供たちよりも、はるかに容易に、かつ短期間に我らの言葉で読み書きすることを覚える。

また下層の人々の間にも、我らヨーロッパ人の間に見受けられる粗暴や無能力ということがなく、一般にみな優れた理解力を有し、上品に育てられ、仕事に熟達している。

(中略)

結論的に言って日本人が、優雅で礼儀正しく秀でた天性と理解力を有し、以上の点で我らを凌ぐほど優秀であることは否定できないところである。

すごいでしょう。

もう、恥ずかしくなるくらいのべたほめですね。

実は、このような祖先をもつ現代の我々日本人もすごい!

日本人の優秀さ、勤勉さは、世界的に定評があります。

そして、その礼儀正しさや優しさも・・・。

それは「いざ」というときに表れるものです。

たとえば2011年の東日本大震災の直後・・・

物が散乱しているスーパーで、落ちているもの を律儀に拾い、そして列に黙って並んでお金を払って買い物をする人々。

運転が再開した電車で混んでるのに妊婦に席を譲るお年寄り。

信号が一カ所も機能していない場所でドライバー同士が道を譲り合っていたり、地元のおじいちゃんおばあちゃんが手信号やってくれていたり・・・。

この光景を見て外国人は絶句し、感動したようです。

すごい、まったくすごいよ、日本人は・・・。

わが日本人の良さを見直す。 (^.^)

【出典】アレッサンドロ・ヴァリニャーノ著『日本巡察記』(松田毅一他訳 平凡社)