怒り

怒りに悩まされない人付き合いのコミュニケーション

怒りを生まないで人付き合いするにはどうしたらよいのでしょうか?

イライラや怒りは、人間関係を悪くし、心身の健康を害し、仕事や人生にも悪影響を与えるマイナスの感情や行為です。

このマイナス感情をコントロールし、良い人間関係とつくる方法や習慣をご紹介するのが、この記事の目的です。

今日、あなたが穏やかな気持ちで過ごすことができることを願ってお届けします。

ミスにはそれなりの訳がある

上司が部下に仕事のやり方を教えるためにほめたり叱ったりすることが、会社が成長していく上では必要です。

ある上司は感情的になって叱るのですが、多くの場合、自分の怒りをぶつけているだけです。

怒りには怒りが返ってきます。

たとえば、小さな仕事でミスをした人に、「おい、またか」「何度言えばわかるのだ」と、相手を責めるように言ってもいいことはありません。

内心は辛い思いをしている本人を責めても、恨みを買うだけです。

また、約束の時間に遅れて来た人に、「また、遅れて来たのか」とイライラしたり腹を立てたりしてもいいことはありません。

相手と気まずくなったり、ケンカになったりして、それまでのよい関係が壊れるだけです。

誰でもミスをします。自分もかつてミスをしたことがあったのを思い出すべきです。

相手が何かミスしたら、その人の言い訳をさがしてあげましょう。

遅れてきたのは、体調が悪いからかもしれないな、とか。

書類を書き損じたのは、仕事が山のようにたまって、見直す時間もないのかもしれないな、とか。

きっと言い訳があるはずです。

その人の言い訳がわかれば、その人のミスに対する怒りもおさまります。

注意したいことがあれば、怒りがおさまってから言えばいいのです。

穏やかに一対一で、手短に。

何十分間かけても受け入れなかったことを、わずか一言で聞き入れてくれることがあります。

●言い訳をさがしてあげる

 

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自分の責任を認めると成長できる

上司から叱られたことで逆ギレする若者やすぐに会社をやめてしまう若者が多いそうです。

馴れていない仕事では、ミスをするのは当然です。

私たちはミスをしながら少しずつ仕事を覚えていき、成長していきます。

成長するために大切なのはミスをした後です。

叱られるのも勉強のうちです。叱られるからこそ、成長します。

ですから、「申し訳ありませんでした。ご迷惑をおかけしました」と、まずは素直に謝りましょう。

そして、二度と同じミスをしないように努力するのです。

ただ、ときには、本人がミスを自覚していないこともあります。

それを上司や先輩は、叱責、アドバイス、励ましというような形で教えてくれます。

叱かるほうだってエネルギーがいります。

期待されていない、どうでもいい人であれば、誰も叱ってはくれません。

叱られたときに、素直に謝れる人が伸びていきます。

言い訳したいことはあるでしょうが、第一にご迷惑をかけしたことに対して心から詫びるのです。

と同時に、自分の過ちに気づかせてくれたことに感謝するのも必要です。

その場で感情的に無理なときは、翌日でも構いませんから感謝しましょう。
「(昨日は)大切なことを教えていただきありがとうございました。今後もよろしくご指導をお願いします」

上司や先輩は、「(昨日は)少し叱りすぎたかもしれない」と気にしていることが多いですから、これで安心します。

●素直に謝る

 

「あなたメッセージ」は怒りを生みやすい

 

人は自分が否定的な評価をされたり、決め付けられた言い方をされたりすると、怒りが生まれてくるものです。

「君は仕事ができないね」「あなたはいつも暗い顔してるね」などと言われたら誰でもムッとした気持ちになります。

このような言い方は、主語が「あなた」「君」など二人称となった「あなたメッセージ」と言います。

「あなたメッセージ」には、主語を省略した形もあります。

「仕事が遅いね」「ダメだね」など。

これらは、「あなたは仕事が遅いね」「君はダメだね」というふうに、省略されてはいますが「あなた」が主語である「あなたメッセージ」なのです。

こんなふうに「あなたメッセージ」で否定的な評価をされれば、その人は自信を失ったり、反発したりします。

「命令」も多くの場合、「あなたメッセージ」です。

親が子どもに対して言う小言で非常に多い「勉強しなさい」「早くしなさい」という言葉も、「あなたは」が省略されていますが、「あなたメッセージ」です。

ほとんど場合、親から「勉強しなさい」と口すっぱく言われても、ほとんど効果はありません。

子どもにしてみれば、「もう少ししたらやろうと思っていたのに……」「いつも勉強勉強ってうるさいな」と反発心がわき、逆にやる気をそがれることが多いからです。

上司から部下への「命令」も、部下の立場を配慮しないものであったりすれば、怒りを生むことになります。

このように、「あなたメッセージ」は怒りを生むことが多いのです。

●「あなたメッセージ」で否定的に言うのはやめる

 

言い方を変えると怒りは生まれない

「あなたメッセージ」に対して、主語を「わたしは」で始めるメッセージを伝える方法があります。

これは「わたしメッセージ」と呼ばれます。

これに対し、「わたしメッセージ」は、相手を否定的に評価せずに、自分の気持ちを伝えるので、相手は素直に聞き入れやすくなる方法です。

たとえば、同僚の机の上が散らかっていて、それを改めさせたい場合です。

相手の机の上を見て、「あなたは、意外とだらしないんですね」と言うと、相手はムカッとくるでしょう。

これは否定的な評価を含む「あなたメッセージ」ですから、怒りを生んで当然です。

机の上のことだけで、人格を否定されたように感じになるのです。

では、「(○○さんの)机の上、散らかってますね」と言ってはどうでしょう。

これだと、○○さん自体を否定的に評価しているわけではなく、○○さんの机の上を限定しているので、怒りを生むことは少なくなります。

でも、これだけだと、○○さんは、あなたがなぜそんなことをわざわざ言うのか、○○さんには伝わりません。

ですから、さらに「○○さんの机の上を見ると、わたし、回した書類がどこかに紛れてしまうんじゃないかと思って、ちょっと心配になるんです」と言ってはどうでしょう。

相手は、(この人、ちょっと心配し過ぎ?)と心の中で思いつつも、自分の机のことで心配かけているので、「すみません」と笑って、少しは片付けてくれるかもしれません。

少なくとも、「あなたは、意外とだらしないんですね」と伝えたときの、ムカッとした反応は返ってこないでしょう。

●「わたしメッセージ」でやんわり伝える

 

怒らずに叱ると効果的

「わたしメッセージ」のカンタンな作り方をご紹介しましょう。

「わたしメッセージ」には、次の2つの情報が含まれます。

1.私に問題を引き起している状況。
2.私が受ける具体的な影響や感情。

たとえば、お母さん掃除をしようとしているのに、子どもが部屋いっぱいにおもちゃを広げて遊んでいます。

これを「もう、気が利かない子ね。邪魔だから、早く片付けなさい!」と、一方的に叱りつけてしまうとどうでしょう。

子どもは「チェッ!楽しく遊んでたのに、ママのケチ!」としぶしぶ従うか、反発をまねくことになりかねません。お母さんにも新たな怒りが生まれます。

これを「わたしメッセージ」で伝えてみたらどうでしょう。

「こんなにおもちゃが散らかっていると(状況)、お母さんは、掃除ができないのよ。(影響)。お母さん、こまるなあ(感情)」

つまり、子どもを非難したり否定したりせずに、現在のある「状況」が、私に「影響」を与え、そのためにこんな「感情」になっているのだと伝えるのです。

子どもの反応をしばらく待っていると、「わかった。すぐ片付けるね」とか、「もう、ちょっと遊んでからでいい?後で掃除手伝つだってあげるから」とか、子どもから解決策を出してくれるものです。

このほうがお母さんは怒らなくてすみます。

また、命令ではなく、子どもは自分で考えて動きますから自主性が育ちます。

さらに親から「ありがとう」と感謝されれば、子どもは自分の考えた解決策が状況を変え、お母さんを喜ばせたことを知り、自分の判断や行動に自信がもてるようにもなります。

●叱るときも「わたしメッセージ」が効果的

 

人間は欠点だらけと思ったほうが楽になる

誰かが、自分との約束を忘れてしまう、ということはありうることです。

約束の時間に遅れてくることも、よくあるでしょう。

そういうとき、怒っても仕方はないかもれないですが、その感情をそのまま相手にぶつければ、ケンカになります。

怒った感情を自分のなかに溜めればストレスになります。

であれば、怒らないようにすればよいのです。

「罪を憎んで人を憎まず」と言われます。

キリストは、弟子から「誰かが罪を犯したら何度許さねばなりませんか。七回までですか」と聞かれて答えています。

「七回どころか、七の七十倍まで許しなさい」と言いました。

実は、わたしたちも神様からそれ以上に許されてきたのです。

気づかれないくらい、さり気なく……。
それが神さまの愛です。

失敗や過ちのない完璧な人間などひとりもいません。

みんなどこかで何度も失敗をして、何度もまわりの人に許してもらってきたのです。

あなたもわたしもそうです。

それをよく自覚している人は、自分が許してもらえたことに感謝していますし、人の過ちにも寛大になれるのです。

●相手に「完璧な人」を要求しない

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