いい言葉

「生き方サプリメント」心に響く言葉を人に贈る

多治見市の教育長だった村瀬登志夫さんは、中学生の頃から手帳に書きためていた「いい言葉」を選出し、小冊子にまとめられました。

『生き方サプリメント101錠』というタイトルで自費出版。それを教育関係者や知人に無料配布されました。

驚くべきことに、第1集6刷(6万部) 第2集4刷(5万部) 第3集2刷(4万部)と、15万部もです。

つまり、15万部も自費で作って、無料で配布してこられたのです!

ものすごいことです!どれだけのお金と時間とエネルギーを費やしたか、わかりませんが、普通では、とてもとてもマネができないことでしょう。

人に良いものを与えれば、天は味方し、その人にも良いものが与えられるものです。

東京のごま書房新社さんによる商業出版の話が浮上。そして、無料配布した3巻の冊子から特に101の言葉を選んで、『生き方が変わる、心のサプリメント101錠』という本が上梓されたのです。

では、その中から3つ、ご紹介します。

「怒」の心 「恕」の心

「怒」の心

「恕」の心

「怒」と「恕」の漢字は一箇所違うだけですが、意味はまったく違います。

「怒」(ど)は、「おこること。いきどおること」
「恕」(じょ)は、「おもいやり。ゆるすこと」

毎日の生活では、腹の立つこともあります。
がまんのならないこともあります。

でもそれを「ゆるす」までもっていけたら、すごいことです。

以下、略

 

「ありがとう」を・・・

「ありがとう」をこちらから言えばいい。

これには、次の実話(要約)がそえてありました。

ある金融機関で、「ありがとう」といつも言わない窓口職員に村瀬さんは苦々しい気持ちをもっていました。

しかし、ある年配の女性が、自分から先に「ありがとう」と言ったら、
その職員も「ありがとう」と返したのです。

そうか、自分から先に言えばいいのだ・・・と気づいた村瀬さんは、早速そうすると、職員も「ありがとう」と返してきました。

「私は久しぶりに気持ちよくその金融機関出ることができた」と、結んであります。

お客様に対して失礼な職員だと「怒」の心のままであれば、村瀬さんには
苦々しい気持ちが続いていたかもしれません。

しかし、相手を責めるのではなく、「恕」の心で、相手をおもいやり、

自分から感謝の言葉かけをして、ハッピーな気持ちになれたのですね。

「おはようございます」「ありがとう」「ごめんなさい」

「恕」の心で、自分から進んで良い言葉かけをすると、自分にもまわりの人にも、ハッピーがやってきます。

  ゴールを・・・

ゴールを少し先にする。

この言葉についての村瀬さんの短い解説を読みながら、

小学生の頃、100メートル走で先生に言われたことをふと思い出しました。

「もうすぐゴール、もう終わりだと思うと、全力で走っているつもりでも、無意識に力が抜けてしまうものだ。

体は疲れているからね。

すると、ゴール前でスピードが鈍って、タイムが伸びなくなる。

だから、ゴールは、テープより5メートル先、10メートル先だと思って走りなさい」

つまり「ゴールを少し先にする」ということです。

水泳平泳ぎでオリンピック2大会2種目連覇した金メダリスト、北島康介選手のことも思い出しました。

北島選手も、泳ぐときゴールを少し先にイメージしていました。

彼のゴールは、200メートル泳いで、壁をタッチすることではありませんでした。

泳ぎ終わって、顔を上げ、電光掲示板を見上げて、ガッツポーズをする。

それが彼のゴールだったのです。

そんなイメージをもって練習し、試合に臨むと、記録が伸びていったし、試合にも勝てたそうです。

人生には節目、節目があり、自分で決めた目標、夢もあると思います。

現在の私は、本を1冊でも多く書いていくのが夢であり、目標です。

作家の仕事は、書いて終わりではありません。

出版するのがゴールではありません。

その先にゴールがあるのです。

ゴールは、読んだ人に喜んでもらえること。

読んだ人の幸せです。

ですから、何冊書いても、まだまだゴールは先にあるような気がします。(笑)

きっとあなたにも、夢や目標があると思います。

あなたのゴールはどこにあるのでしょうか。

「ゴールを少し先にする」

と、あなたの力をもっと発揮できるかもしれません。

夢や目標を実現しやすくなるでしょう。

そして、きっと人生がもっと面白くなります。

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【出典】村瀬 登志夫 (著) 『生き方が変わる、心のサプリメント101錠』 いい言葉、いい話がたっぷりです。