いい話

夢の「未来設定」をして行動する(「ペルシャ王子の話」から)

夢をかなえるために、よい話を教えていただいたのでご紹介します。

実際にあった話かどうかはわかりませんが、夢を叶えるために良いヒントを与えてくれます。

ペルシャ王子の話

昔、ペルシャの国王が間もなく8歳の誕生日を迎える王子を呼んで、「誕生日の祝いに品物を与えるが、何が望みか」と尋ねました。

王子は、「自分の等身大の像を小高い丘の上に建ててください」と答えます。

その言葉を耳にして、国王は怪訝な顔をし、王子の母親である妃はとても悲しい顔をして、ハンカチで目頭を押さえました。

なぜなら、王子は幼少の頃に患ったクル病が原因で背骨が曲がっていたからです。

「それはならぬ。望みを変えよ」

国王は、王子にそう命じましたが、王子は言いました。

「私が言う等身大の像とは、今の醜い姿ではなく、12年後、20歳にそうなっていたいと願う自分の姿です。すなわち、背筋がまっすぐに伸び、たくましく成長した将来の姿の像です」

国王は、それなら・・・と、臣下に命じて王子が夢見る青年の像を造らせ、城内の小高い丘の上に建てさせました。

その後、王子は、雨の日も暑い日も、朝に夕に、その像まで自力で歩き、像を見上げ、自分はこの像のようになりたいと強く願いました。

12年後、20歳になった王子は、その像とそっくりのたくましい青年になっていました。

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夢の「未来設定」をして行動する

この物語の王子は、12年後の自分を目に見る形(像)にして設定(丘の上へに建立)をしました。

まず、これが良かったのです。

目標を明確にするのが成功の秘訣です。

私たちも、自分の夢を「目に見えるようにする」(絵・文章・数字などで具体化する)ことで、明確になります。

すると、モチベーションが上がります。

最初は誰でもやる気がありますが、問題はいかに継続するかですね。

王子がすごいのは、理想の像のようになろうと毎日毎日、願い、行動(自力の歩行)をしたことですね。

モチベーションが下がってきた頃に歩き続けるのは、精神的にもきつかったでしょう。

それでも、一日も休ます継続して歩くことを習慣にしたことです。

習慣にすると、これまでより容易にできるようになるし、自分自身に変化が起こります。

王子は少しずつ身体の成長とともに筋力は鍛えられ、背骨のゆがみも矯正されていきました。

ついには、ずっと夢見てきた、たくましい自分になれたのです。

私たちも、夢が実現するように、行動しましょう。

行動し続けると、理想は現実となっていくのです。

夢の未来設定をして、行動する。 (^.^)

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【出典】「ペルシャ王子」の話は、株式会社タニサケ社内報「フレッシュタニサケ」よりほぼそのまま引用させていただきました。