この記事は、「ふつうの人」が、仕事でもっと「うまくいく人」に変わるための小さな習慣を紹介するものです。
対象読者は、まだ社会人として日の浅い、特に入社3年目までの若い人ですが、場合によっては、新人社員を指導する若きリーダーや経営者の方にも役立つでしょう。
企業としての職種や規模が違いはあり、多少ご自分の会社に合わない表現があるでしょうが、様々な人と関わっていく社会人として基本は同じです。
どんな職業の人からも、貪欲に学べる人が強いのです。
実行すれば、あなたは確実に仕事上の意欲やスキルが向上し、人間関係がよくなっていきます。
その結果、あなたの仕事はもっとうまくいくようになっていきます。
ご紹介する小さな習慣や考え方は、どの業務の方にも応用できるごく当たり前のことです。
★本記事のスタイルとしては、まず
〇ふつうの人の例
◎うまくいく人の例
をあげています。その後、【解説】をし、最後の【まとめ】を入れています。
どうかあなたも前向き積極的に学び、社会人としての自分をどんどん伸ばしていってください。
工夫して楽しもう
ちょっとした仕事観の大きな違い。
〇ふつうの人
働くのがきつい。
楽をして働き、結果がでる話はないかと探す。
その結果、ストレスがたまる。
◎うまくいく人
働くことを楽しめる。
楽しんで働き、結果がでる方法はないかと積極的に考える。
働くことで生き甲斐が生まれる。
楽しい仕事など、組織のなかでは、なかなかまわってくるものではありません。
楽しい仕事を期待するのではなく、仕事を楽しむにはどうしたらいいかを考えましょう。
では、ヒントを3つ、あげてみます。
1.目の前の仕事をやらされていると思わず、自分からすすんで取り組むのです。
もちろん、手を抜かずに一所懸命やりましょう。ときどき「面白いな」と言いながら・・・・・・。そうすれば、仕事は楽しめます。
2.単純作業も、もっと効率よくできる方法はないか、いいアイディアはないかと考えながらやりましょう。
工夫して、試していくうちに、もっとうまくいく方法が見つかります。そうすれば、仕事は楽しくなってきます。
3.仕事の目的をノルマ達成におかず、誰かに喜んでもらうことにしましょう。
たとえば、お客様の笑顔と幸せのために誠意をこめて仕事をするのです。そうすれば、あなたにも喜びがあります。
他にもアイディアはあるはずです。
あとは自分で考えてみましょう。
自分で考えて試してみれば、もっと楽しくなりますよ。
●楽しい仕事ではなく仕事を楽しむ
うまくいっても一人反省会
仕事がうまくいったあと。
〇ふつうの人
満足し喜ぶ。成功したやり方を何度も繰り返す。しかし、なぜか成果は最初ほど上がらない。
◎うまくいく人
大いに喜ぶが、それで終わらない。
なぜ成功したのか、その経験から法則を導きだす。
もっとうまくいく方法はなかったのか、考えてみる。
それによって、社会の変化に対応して、新しい事態にどのように対処していけばよいかを常に考え続ける。
うまくいく人は、一日の仕事が終わった後に、振り返って反省する短い時間をつくっています。
仕事には成功や失敗の原因が必ずあります。
失敗したときは、人はふつう自分の失敗ついてはあまり考えたくないものです。
でも、失敗の中にこそ、これから成功するヒントがたくさんあります。
ですから、うまくいく人は、自ら積極的に反省をします。
「なぜあの仕事はうまくいかなかったのか」「どうすればもっとうまくいくのか」ということを徹底的に考えるのです。
そして、改善策を出し、実行します。
だから成長するのです。
逆に、成功したときも、人はふつう反省をしないものです。
うまくいっているのだから、このままでいいと思ってしまうのです。
でも、うまくいっているといっても、100%すべてがいいわけではなく、これからも同じようにうまくいくとは限りません。
ですから、うまくいく人は、うまくいっているとき危機感をもって積極的に反省をします。
「なぜあの仕事はうまくいったのか」「うまくいったけれど問題点はなかったか」「どうすればもっとうまくいくのか」を究明するのです。
すると、いくつか思い浮かぶことがでてきます。
出てきた問題点を改善するための策(アイディア)を考えます。
それを手帳かノートに書きとめておくのです。
そういう思考作業が、その人を成長させていきます。
こういう反省を毎日積み重ねていけば、着実に仕事力はアップします。
●反省を成長につなげる