いい言葉

大切なことに気づける言葉(メーテル・リンク、道歌、孔子)

紹介する言葉は、偉人や賢人の言葉・名言・格言など、きっと心に響き、そして心の糧になる言葉です。

ちょっとした空き時間や待ち時間に、スマホなどで読めるように短い解説を加えています。

これらの素晴らしい言葉にふれ親しむことで、あなたは大切なことに気づき、生きる勇気が湧いてくるでしょう。

メーテル・リンクの言葉

みんなが考えているよりずっとたくさんの「幸福」が世の中にはあるのに、たいていの人はそれをみつけないのですよ。

メーテル・リンク 1862~1949

ベルギーの詩人・脚本家

代表作品『青い鳥』(ノーベル文学賞)

目が見えることは、どれだけ幸せなことでしょう。

話せることは、どれだけ幸せなことでしょうか。

歩けることは、どれだけ幸せなことでしょうか。

食べられることは、どれだけ幸せなことでしょうか。

いまできることに感謝してみると、

平凡なごく当たり前のなかに幸福を見つけられます。

友がいることは、どれだけ幸せなことでしょうか。

親がいることは、どれだけ幸せなことでしょうか。

体があることは、どれだけ幸せなことでしょうか。

命があることは、どれだけ幸せなことでしょうか。

いまあるものに感謝してみると、

平凡なごく当たり前のなかに幸福を味わうことができます。

【出典】メーテル・リンク著『青い鳥』(新潮社)

PR

道歌(八百のうそ)

八百のうそを上手に並べても、誠一つにかなわざりけり

道歌

言葉には、その人の心がこもっています。

短い言葉でも真心がこもっていれば、その人の誠実さをあらわします。

次は「五心」と言われるものです。

「はい」という素直な心

「おかげさまで」という謙虚な心

「私がやります」という奉仕の心

「すみません」という反省の心

「ありがとう」という感謝の心

言葉は心を育て、人をつくっていくのです。

孔子の言葉

過ちて改めざる、これを過ちという

(まちがいと知りながら改めないのは重大なまちがいである)

孔子 紀元前551年~紀元前479年

中国の思想家

『論語』は、古代中国の思想家・孔子の言葉を、その死後、弟子たちがまとめた書物です。

人間は誰でも過ちを犯します。

それは避けられないことです。

大切なのは、それを反省し、正そうとすることです。

まずは、人のせいにしないこと。

運や状況のせいにしないこと。

自分に改めるべきところを見つけること。

改めるべきところが見つかれば、

その過ちは、さらに進歩するためのチャンスになります。

【出典】『論語』