最新の脳科学では、男性と女性には生まれつき男脳と女脳の違いがあることがわかってきました。
そのため男女では、考え方や行動などに違いがあり、お互いを理解していないとストレスが生まれます。
男女の脳の違いでケンカに・・・
一例として、女性の場合、右脳と左脳をつなぐ「脳梁」が太いため情報の連絡がよくなり、子どもの頃からおしゃべりが得意です。
それに女性にとって、おしゃべりはそれ自体が快感で、ストレス発散の有効な手段です。
ただ、男性の方は女性の長話をおちおち聞いていられません。
「で、結論は?」「だから、何が問題なんだ?」「それなら、こうすれば解決するじゃないか」と仕事モードで「結論」を求め、「解決」を出そうとします。
けれども、女性の方は解決策を求めているわけではなく、ただ話を聴いてほしい、共感してほしいだけなのです。
ですから夫婦の場合、夫が「何が言いたいんだ。お前の話は長いし要領がつかめん」とでも言おうものなら、「もう!全然、話を聞いてないのね!」と妻は怒り出します。
話を聞いてあげたら夫婦仲が良くなった!
以前、京都イクメン会というの父親の会を主催していたときのことです。
30歳台の若いお父さんが「この頃、妻の機嫌がむちゃくちゃ悪いんですよ。
『どうしたの?』と聞いても『別に』と言ってスネタ感じで、まったく原因がわからないんです」と悩みを打ち明けました。
すると、以前同じような問題で悩んで心理学を勉強したこととある、少し先輩のお父さんがこうアドバイスしてくれました。
「あなた、奥さんの話を聞いてあげていますか?うなずきながら、聞くだけでいいんです。間違っても、『で、何が言いたいの?』と言ってはダメです。『そうか』『そうだっんだね』『そりゃ、大変だったね』と、あいづちを打ってひたすら聞くんです」
一か月後、若いお父さんがにこにこしながら報告してくれました。
「あの通りにしたんです。そしたら、妻の話すこと、話すこと、もうたまっていたものがあったみたいです。それをずっと聞いてあげたんです。そしたら、最後に『聞いてくれてありがとう』と泣いて抱きしめてくれました」
相手の話を愛情をもって聞いてあげる、それだけで家庭の平和は保たれるのです。