何かしなければならないことがあるのに、どうしてかグズッてしまって、後伸ばしにしてしまうことはないでしょうか。
「今日は、もうできない」
「明日でいいじゃない」
「明日、やろう」って。
私にもそういう傾向(問題)があったので、気持ちはよくわかります。
でも、それでは明日になってもできないことが多かったんですね。
かつての私のような人のために、「今日、いますぐ」の習慣について書きます。
チャンスは「今日、いますぐ」
「今日、いますぐ」はじめましょう。
「明日で」「後で」という文字を消し去りましょう。
「明日で」「後で」は、多くの場合、敗北者の使う言葉です。
チャンスは、「明日で」「後で」と待っているうちに足早に過ぎていきます。
はじめなければ何も変わらないけれど、はじめればきっといいことがあります。
ちょっと抵抗があるときも、とにかくはじめてしまいましょう。
はじめてしまえば、事態は必ずかわっていきます。
だいじょうぶです。
途中で行き詰まっても、ただそれだけのことです。
行き詰まって困れば、あなたはその分成長できます。
その問題をあなた自身が解決できるかもしれません。
または、あなたを助けてくれる人に出会えるかもしれません。
はじめれば、きっと何かいいことが起るのです。
はじめれば、最初は必ず何かで失敗します。
失敗するのも、「いいこと」の1つです。
なぜなら、それをもとに、また成長できるからです。
そして、また夢に近づいていけます。
きっと何年か後、
「はじめた頃は、失敗ばかりだった・・・。
そのおかげで、いまの自分がある」
と笑いながら話せるようになります。
何もしないで後悔するより、はじめたほうがいいのです。
「いつか、やろう」では、永遠に始まらない
私は作家になって、ほとんどひとりで仕事をするようになりました。
気をつけているのは、時間の使い方です。
ひとりでやっていると、どうしても自分に甘くなってしまいます。
ダラダラと無駄に時間を使ってしまいがちです。
そうならないために、一応、3つの方針を決めています。
1.教師をしていたときより、たくさん働く!
2.前倒しで仕事をする!
3.今日!、いま、すぐやる!
このうち「今日、いま、すぐ!」についてお話ししようと思います。
いわゆる仕事のできる人は、ほとんど例外なく「今日、いま、すぐ!」仕事をする習慣がついています。
例えば、返事や御礼が早い。
3分できることなら、いますぐその場でやってしまいます。
ですから、仕事を遅らせることなく、次々とこなしていけるのです。
どんな仕事(夢・目標)にも「期限」が必要です。
「いつか、やろう」では、決してうまくいきません。
「いつか、やろう」と思っていると、目先の仕事に追われ、ついつい先延ばしにしてしまうのです。
そして、いつまでたってもできません。
そのうち忘れてしまい、後で気がついて慌てふためくこともあります。
あるいは、すでに手遅れになってしまうことがあります。
「できるだけ早くやろう」というのもあいまいで、同じことです。
「できるだけ早く」も、結局、仕事を先延ばしにしてしまう、魔の言葉なのです。
一歩の前進で夢に近づく
仕事は「今、する」か、今できないなら、「いつまでにする」と明確に決めておかなくてはなりません。
仕事を頼んだ上司や顧客に、「わかりました。できるだけ早くします」と言っても彼らは決して納得しません。
頼んだ人は、「いますぐ」にでもやってほしいのですから・・・。
「いますぐできない」のなら、「いついつまでにやります」と約束してあげるべきでしょう。
「今日、いま、すぐ!」やるのは、難しいようですが、その方がたいていのことはうまくいきます。
「案ずるより生むがやすし」
できそうもないかなと思うことでも、やってみると意外とできてしまうものです。
車を走らせるときと同じで、始めるときには、大きなエネルギーが必要です。
でも一旦動き出すと、あとは慣性の法則でエネルギーはさほどいらないのです。
「千里の道も一歩より起こる」(老子)
大きな成功も、結局は小さなことの積み重ねです。
まずは、今日、はじめの一歩を踏み出すのです。
その一歩とは、電話一本かもしれません。
一本のメールを打つことかもしれません。
一枚の企画の一行目を書き始めることかもしれません。
その一歩を今日のうちにしておくのです。
明日でもいい、と思うことを今日、いま、始める。
今日、一歩前進できれば、一歩夢に近づきます。