いい言葉

あなたの中の最良のものを(マザー・テレサ)

マザー・テレサは、その生存中から世界中の人に慕われ、尊敬された人でした。

宗教、民族、年齢、性別、社会的地位などにいっさい関わりなく、愛を必要とする人に自からの手を差し伸べた人でした。

たった一人で起こしたその小さな行いは、世界中に広がる大きな活動となりました。

「私があなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」

このイエス・キリストのことばを実践し、生き抜いた彼女に対して、その死後も多くの賛辞が寄せられ続けています。(2016年にカトリック教会で列聖されました)

キリスト教でないこの日本でも、マザー・テレサを好きな人、尊敬している人は大勢いるようです。

マザー・テレサの言葉が発した言葉は、いまでも私たちの心に響きます。

とりわけ、拙著『マザー・テレサ 愛の花束』にも掲載させていただいた次の詩のような言葉には、私も読むたびに深い感銘を覚えます。

あなたの中の最良のものを

  人は不合理、非論理的、利己的です。

  気にすることなく、人を愛しなさい。

 

  あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと思われるでしょう。

  気にすることなく、善を行いなさい。

 

  目的を達成しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう。

  気にすることなく、し続けなさい。

 

  あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう。

  気にせず、正直で誠実であり続けなさい。

 

  あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう。

  気にすることなく、作り続けなさい。

 

  助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。

  気にすることなく、助け続けなさい。

 

  あなたの最良のものを、世に与えなさい。

  けり返されるかもしれません。

  でも、気にすることなく、最良のものを与えなさい。

 

   (ドンボスコ社『本当のクリスマス』収録のマザー・テレサの言葉 石川康輔訳)

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マザー・テレサも最良のものを与え続けた                      

マザー・テレサは、人間の愚かさや醜さを知りつつ、人間を精一杯愛しました。

困難や障害があるのを承知のうえで、最後までやり続けました。

自分の小ささと弱さを感じつつ、最良のものを与え続けました。

彼女の支えとなったものは、自分ではありません。

マザー・テレサは、自分のことを考えず、自分自身に頼らない人でした。

彼女の支えとなり、寄りどころとなったのは、常に彼女が信じた神です。

先の詩のような言葉は、実は、祈りの中で神がマザー・テレサに語りかけたものではないでしょうか。

神が彼女に語られたものを、彼女はまず、自分自身を戒めるために言葉にしたのだと思います。

彼女は、イエス・キリストがこれらの言葉通りの人生を送ったことをよく知っていました。

その人生にならって、マザー・テレサも日々、自分の最良のものを与えるように努力し続けたのです。

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拙著『マザー・テレサ愛の花束』より