周囲から「あの人はできるな」と評価される一流のビジネスパーソンというのは、あらゆる当たり前のことを実行できる人のことをいいます。
高度なビジネステクニックが必要なシーンというのは少なく、ビジネスの99%は、当たり前のことで成り立っています。
ですから、当たり前のことを当たり前のようにできる人は、周りの人から信頼される「仕事のできる人」になっていきます。
1つずつご紹介していきますので、自分の取り組むべき課題を見つけ、より確かなものにしていただければと思います。
今回は「ちょっとだけ手抜きをする」です。
まじめすぎることは良いことではない
常にまじめに一生懸命仕事をすること。
これらは一見、良いことのように見えますが、度がすぎると良いことではなくなります。
誰もが集中力や体力に限界があります。
仕事中だからといって休憩もとらずに仕事をしたら、結果的にミスが多くなったり、精度が落ちたりしてしまいます。
また、少々体調が悪くても仕事だからといって、無理をすれば余計にこじらせてしまうかもしれません。
それによって、周囲に迷惑をかけてしまいます。
本当にできる人というのは、良い意味で手抜きができる人です。
効率が落ちてきたな、と感じたら、休憩をとって集中力を回復させる。
体調が悪いな、と思ったら、早めに帰宅して体を休ませる。
自分自身の心と体の状態を観察し、適切にコントロールする。
これも仕事のうちなのです。
それまでしてきたことと違うことをする
しかし、場合によっては、手抜きがしづらい職場もあるかもしれません。
「適度に休憩をとりたい」と思っても、上司の管理が厳しくそれがしにくい……。
そんな時は、気分を切り替えるだけでも、十分効果があります。
コツは、「それまでしてきたことと別のことをする」です。
たとえば、しばらくパソコンで文字入力をしていたのなら、周囲の同僚と仕事についてコミュニケーションする。
逆に、打ち合わせが続いたのなら、1人なって情報収集をする。
こんな風に、連続性を意識的に断ち切るだけでも、集中力を回復させることができるのです。