子どもの能力を伸ばしたり、人間関係を良好にしたりするには、ほめ言葉、肯定的な言葉、感謝や癒しの言葉が欠かせません。
何気ない、カンタンな言葉だけれど、意外と重要。
言うのはちょっと気恥ずかしいかもしれないけれど、あえて言ってあげると、子どもはその言葉を通して、人間関係の大切さを心に留めることができます。
そんな言葉をピックアップしました。
親思いだね
子どもが親のことを考えて、手伝ってくれたり、心配してくれたり、肩叩きをしてくれることがあればチャンスです。
「お父さん、思いだね」
「お母さん、思いだね」
「親孝行だね」
きっとまた親孝行をしたくなります。
友だちを大切にしているね
「朱に交われば赤くなる」と言います。
子どもにはいい友だちと付き合ってもらいたいものですね。
いい友だちをもてるようになるには、自分自身がいい友だちでなくてはなりません。
「お友だちと仲良く遊べたね」「おもちゃを貸してあげたんだね」「親切にできたね」と友だちを大切にしていることを見つけて具体的にほめてあげるとよいでしょう。
いい友だちをもってるね
人から好かれて、友だちと仲良くしする子であってほしいものですね。
親が友だちとの関係をほめてあげることで、コミュニケーションを取るのが苦手な子も少しずつ自信をもてるようになるでしょう。
「いい友だちをもってるね」「友だちがまたふえたね」とほめることは、「人間関係がうまくいってるね」とほめていることにもなります。
仲良できたね
きょうだいが仲良くしているときは、ほめてあげましょう。
「よく協力してできたね」
「あなたたちは仲がいいね」
きょうだい仲がいいと、子育ては楽でもっと楽しくなります。
さすがお兄(姉)ちゃんだね
上の子には下の子の世話をする特別の責任があります。
特別にほめてあげましょう。
「弟や妹の面倒をよくみてあげられたね」
「お兄(姉)ちゃんに任せてだいじょうぶだね」
ますます、上の子の自覚が高まります。
お兄ちゃん(お姉ちゃん)のいいところを真似したね
下の子は、上の子に素直にしたがっただけでもほめてあげられます。
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)のいいところを真似したね」
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)の言うことがよく守れたね」
下の子をほめると、上の子も喜ぶでしょう。
いい先生ね
あなたの先生、「いい先生ね」
ちゃんと教えてくれて、「いい先生ね」
○〇してくれて、「いい先生ね」
自分の先生をほめられると、子どもはうれしいものです。
あなたの先生、「いい先生ね」
叱ってくれて、「いい先生ね」
ほめてくれて、「いい先生ね」
自分の先生をほめられると、子どもは先生に対して素直になれます。