教育

人気のある児童発達支援・放課後等デイサービス

保護者や子どもたちに人気のある教室(児童発達支援・放課後等デイサービス)は、どんなところが良いのでしょうか?

2月1日(火)午前中、ある市の障害児通所支援事業所(児童発達支援と放課後等デイサービス)を見学したときのことを書いておきます。

ここは、その市、とても人気のある事業所です。

ブログやFacebookで特別に宣伝しなくても、口コミでその良さが広がっています。

利用者は常に定員を超え、この教室での療育を望んで順番待ちの人も列をなしているそうです。

正直、約1時間の見学では、実際の子どもたちの活動はあまり見ることができず、施設やシステムについても、ほんの少しのことしかわかりませんでした。

でも、もし私が近辺に住んでいる発達障害の子を持つ親なら、きっとこの事業所(児童発達支援・放課後等デイサービス)を選ぶと思いました。

何が良かったかというと、「働く人」そして「人と人の信頼関係(チームの力)」です。

事業所のチームリーダーはこんな人

代表理事の方のお話を聞くと、この事業所の中心的リーダである〇〇先生に全幅の信頼を置いているのが、よくわかりました。

〇〇先生が来てからスタッフの仲が良くなったし、利用者も増えてきたそうです。

もちろん、事業所が良くなったのは、A先生一人によるのではなく、職員全員の力によります。

その中心に〇〇先生がチームのリーダーとしていて、職員皆を信頼し信頼される関係があるのだと感じました。

〇〇先生は、元小学校教諭で、児童福祉の仕事経験は、2年だと言われていました。

ご自分のお子さんに発達障害が見つかったことをきっかけに、児童福祉の世界に入られたそうです。

〇〇先生と30分ほど話したときの印象を箇条書きにまとめておきます。

 1.情熱にあふれ、ポジティブで明るい。

   「私には情熱しかない」と言っておられました。

   TV番組『情熱大陸』に出てもおかしくない人だと思いました。

 2.全力で働く姿が他のスタッフを鼓舞し保護者の信頼を得ている。

   エネルギーが満ちあふれていました。

 3.職員間の連携を大切にしている。

  会議や研修の時間を確保するのは当然、小さな連絡事項も全職員に共有しているとのことでした。

  職員連携が取れていないと、職員の子どもへの支援・指導がバラバラの対応になってしまいますが、そういったことを未然に防ぐためにも、情報の共有化を重視しているようでした。

  また、(職員への)感謝の気持ちが強く、感謝の言葉が多い人だとも感じました。

 4.家庭との連携を非常に大切にしている。

   この事業所は、保護者(母親)の相談に24時間体制で乗ってあげているそうです。これは、私にはできないです。

 5.コミュニケーション能力が高い。

   自分の強みはどんな母親にも対応できるコミュニケーション能力だと言われました。療育者には、学歴や資格よりもコミュニケーション能力が大切とも・・・。私もそう考えており、共感しました。

 6.学校との連携を大切にしている。

   地元の公立小学校教員に知り合いがいるのも強みです。

 7.小学校教師としての経験を生かしている。

   たとえば・・・あいさつ。

   ある子に「目を見てあいさつしなさい」と一言、指導する場面がありました。

   私は療育の世界で、こう言った人に初めて出会ったので、新鮮な驚きがありました。

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他の優れた実践から学ぶ

こういうリーダーがいれば、職員一人ひとりがチームの一員として力を発揮し、子どもも保護者も変わっていくだろうと思いました。

この事業所から学べることは多い。ボランティアでいいから、一日一緒に働かせてもらいたい、とも思いました。

それは、当時(2022年1月から3月まで)勤務していた同じ市の事業所(児童発達支援・放課後等デイサービス)を良くしたいがためでした。

自らを改善するために、他の優れた実践から学ぼう。

そう思って、研修を申し込み、すぐに快諾を得たのですが、2月、3月と新型コロナ拡大防止のために、延期、延期となって4月現在に至っています。

そのうち、諸事情により、私は3月末で勤務していた事業所を辞めることになりました。

でも、この退職した事業所に限らず、どの事業所の職員の方々も、他の優れた事業所からもっと積極的に良いところを学んだら、自分の所属する事業所はもっと良くなっていくと、確信しています。