認定NPO法人「「こうのとりのゆりかご in 関西」の事務局で、今年12月末まで働かせていただく予定です。
もともと法人の事務仕事は初めてです。
しかも、諸事情のため、新米の私が引継ぎを受けながら、事務作業のほとんどをやらざるを得ない状況になってしまいました。
客観的には大変です。
が、やりがいはあります。
それは、基本的に、この法人の活動(仕事)が人助けになるからでしょう。
電話相談を受けて困っている人の相談相手になることはもちろんですが、それ以外の事務作業も同様です。
人は何を行うかも大事ですが、誰のために何のために行うかのほうがより重要と私は考えています。
つまり同じ行為であっても、その意向がより重要だと思うのです。
働いていて思うこと
もう少し具体的に言うと、(よく知られた例ですが)
工事現場で石を積み上げるきつい同じ仕事を、
Aさんは、自分の生活費を稼ぐために行う。
Bさんは、家族を養うお金を得るために行う。
Cさんは、大聖堂が建って多くの人が訪れることを夢見ながら行う。
Aさん、Bさんの意向は無論悪くはない。特に家族のために働くのは良いことです。
しかし、家族も含めて、より多くの人の幸せを願ってするCさんには、一番やりがいがあるのではないか。キツイときでも、人が見ていなくても、がんばることができるのではないかと思えます。
何のため、誰のためか
事務局の仕事も地味です。
パソコンで名前や住所や数字などを打ち込む。
数字が合わなければ調べてやり直す。
文字の間違いがあれば書き直す。
文書を作って送る、
送金、入金の管理、
各種書類、領収書の管理などなど。
そんな小さな目立たない仕事にも、その人の意向次第では、大きな価値があると考えています。
人間は目に見える外面的なことを重視しますが、神様はその人の心をご覧になります。
より大切なのは、何のために、誰のためにしたかです。
「こうのとりのゆりかご in 関西」の人たちは、何のために、誰のために働いているのでしょうか。
小さないのち(赤ちゃん)を守るために
思いがけない妊娠に苦悩している女性を助けるために
正副理事長、理事、監事、電話相談員たち(私以外の)皆さんが、ボランティアで働いています。
他の仕事を持ちながら、家庭内の諸事情や親の介護もありながら、体調の無理を押しながら、声をあげられない小さないのちのために、自分にできることをしています。
以下、設立の趣旨などをHPの「わたしたちについて」から転載します。
設立の趣旨
前文略
誰にも相談できず悩む妊婦さんと、誰からも愛されることなく遺棄され、亡くなっていく赤ちゃんのいのちを救うため熊本慈恵病院では、望まない妊娠により悩みを抱えている人のための相談窓口 「SOS妊娠相談」、さらに匿名で赤ちゃんをお預かりする窓口 「こうのとりのゆりかご」 の活動に長年取り組んでいます。
私共は、このたびこの理念に賛同し、国内で2番目の窓口を関西に開設し、その支援をすることとしました。
目 的
こうのとりのゆりかご in 関西 は、お腹の赤ちゃんはかけがえのない尊い生命、大切な社会の一員と考え、熊本県慈恵病院が取り組む「 こうのとりのゆりかご 」設立の趣旨に賛同し、関西に妊娠SOSの相談窓口の開設と、「 こうのとりのゆりかご連携施設 」、及び「 こうのとりのゆりかご設置施設(匿名出産も受け入れる)」の開設と支援を目的とします。
事 業
そこで、私たちは以下の事業を行います。
(1) 妊娠、出産に悩む妊婦とその家族のための電話、メール相談および面談事業
(2) こうのとりのゆりかご連携施設、こうのとりのゆりかご設置施設の開設および支援事業
(3) 養子縁組支援事業
(4) お腹の赤ちゃんも大切な社会の一員であることを啓発するための講演会、セミナーの開催
(5) 青少年への生命尊重教育事業
(6) その他目的を達成するために必要な事業
https://lucky.t-nakai.work/2022/10/10/to-you-30/