忙しすぎてほほえむ暇も、
愛を与えたり、受けとめたりする暇もない、
そういう生活になっていませんか?
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マザー・テレサ
(1910~97)
カトリック修道女
ご存じのようにマザー・テレサは、宗教、民族、性別、社会的地位などいっさい関わりなく、愛を必要とする人に自らの手を差し伸べた人でした。
彼女が世話をしたのは、貧しい生活をしていた人々、世の人々から見捨てられたような人々でした。
ただ、彼女は物質的に貧しい人よりも精神的に貧しい人の方が、今日の社会ではより深刻な問題だと考えていました。
精神的に貧しい人とは、心が疲れ、自分を孤独であり、誰からも見捨てられていると思っているような人です。
そんな人があなたの近くにもいないでしょうか。
家族のなかに、同じ教室のなかに、すぐ傍らに・・・。
彼女は言います。
身近な小さなことを通して、その人に愛を与え、その人からの愛を受けとめるようにと・・・。
「年老いた両親のために一輪の花を持っていったり、ふとんを整えてあげたり、仕事から戻ってきた夫をほほえんで迎えてあげるだけでいいのです。
学校から帰ってきた子を迎えてやり、声をかけてあげてください。
今、こういったふれあいが失われています。
忙しすぎてほほえむ暇も、愛を与えたり、受けとめたりする暇もない、 そういう生活になっていませんか?」