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「10年後の私という夢」をもつ
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長崎鶴洋高校総合学科の生徒さんたちに
『10年後の私(を目指して顔晴ろう!)』
という話をしに行きました。
内容は・・・
1.10年後の自分を思い描くことの大切さ
2.夢を叶える5つの方法
3.自分を成長させる3つの方法
生徒さんたちは、熱心にメモをとって話を聴いてくれました。
(特に女子はすごく真面目だなと改めて感心しました)
16歳から18歳の生徒さん342名の顔を見ながら、
なんて若いんだろう。
そして、なんて可能性に満ちているのだろう、と思いました。
私もだんだん熱が入ってきて、最後あたりは、ほとんど叫んでいました。(笑)
(しかも時間オーバーしてすみません)
話しながら、この子たちのほとんどは、自分の可能性の大きさにまだ気づいていないなと感じました。
たぶんいまの自分をダメだと思っている子もいるでしょう。
成績が伸び悩んでいて・・・引っ込み思案で、根性がなくて・・・
話すのは苦手で、書くのはもっと苦手で・・・自信なんてないし、
生きる希望とか、夢なんて持てないし・・・
そう思っている子がいるような気がしました。
それは、まさしく高校生のときのわたしです。
そんな自分に、30年後の自分が30年間かかって知り得たことを、
いま一所懸命語っているような不思議な気持ちになったものです。
唐突ですが、帰りの車中で、ふと23年間勤めた学校をやめるときのことを思い出しました。
最後の日、全校集会で小学校1年から中学校3年生の子どもたちの前に離任のあいさつをしなければなりませでした。
私は大学生のときから、その学校を日本で一番素晴らしい学校にしたいと思って100%の力を注いできたつもりです。
思い出のいっぱいつまった学校です。
思い出すほどに、感謝したいこと、打ち明けておきたいこと、謝りたいことが浮かんできました。
どうして自らの意思でやめることにしたのかも、言った方がいいのでしょう。
多くを語れば、いたたまれなくなり、きっと泣いてしまうと思いました。
ですから、わたしは何千何万語の言葉を行間に押し込めて、わずか二言だけ、10秒であいさつを終えました。
それはこんなあいさつです。
「わたしは小学4年生のときに漢字のまとめテストで35点でした。こんなわたしとこれまでいっしょに勉強してくれて、本当にどうもありがとうございました」
このとき語れなかった何千何万語の言葉を、わたしはいま本に書いているのかもしれません。
そして、講演でも話すようにしています。
教師をやめた後は、子どもを直接教えることはありません。
でも、自分がダメだと思っている子どもがいれば応援したいと思っています。
「だいじょぶ。苦手なことがあっても、いろいろあっても、なんとかなるから・・・自分をダメだなんて思うな。自分で自分の可能性をつぶすな。夢をあきらめるな」
何千何万語のそんな言葉を届けていきたいと思います。
今度の講演で、若い高校生の皆さんのために、私に与えられたテーマは「10年後の私」だったのですが、実は、私自身は「10年後の私」は、ほとんど考えていません。
講演ではもちろん言わなかったのですが、私にはあと1年しか時間がない、と考えることにしているからです。
あと1年も時間をもらえれば感謝です。
本当に有り難いと思っています。
その与えられた時間を使って、できるだけのことをしていこうと思います。
でも、高校生の皆さんは、しっかり10年後をイメージしてくださいね。
それは確実に、あなたを前進させます。
もちろん、読者の皆さんも、同様です。
10年後であり、1年後であれ、1週間後であれ、叶えたい夢をもって生きることは、それだけで素晴らしいことです。
どうか、いつもいつまでも、夢をもち続けてください。
夢をあきらめない
いつもいつまでも夢をもち続けよう! (^.^)
後日談:「あと1年しか時間がない」「あと1年も時間をもらえれば感謝」と考えることは今でも変わらないのですが、その後、100歳まで生きることができれば、世界の100億人に読んでもらえる絵本を発行したいという夢をもつようになりました。挑戦中です。