『人間力』という本を読みました。
経営コンサルタントの船井幸雄さんと将棋の羽生善治さんの対談本です。
「ツキ」についてのお二人の考えが面白かったです。
ツキについての考え方
羽生さんは、
「ツキは確かにあると思うですが、実力がつくほどツキには、こだわらなくなってくると思います」
と言われています。
「ツキについて考える余裕があるなら、少しでも多くの努力をし、ツキがない状況においても、勝てるだけの実力をつける」
それがプロの心構えだとおっしゃっています。
さすが、勝負師だと思いました。
それに対し、船井さんは、
「ツキを追い求めて肝心なことを見失うのはよくないが、ツキを呼ぶのは良いこと」
と、おっしゃっています。
その「ツキを呼ぶ方法」についても話されています。
その中から、3つご紹介しましょう。
ツキを呼ぶ方法
まずは、船井さんが高校生のときに松下幸之助氏から教わったことです。
それは・・・
●ツキのある人とつきあうこと
確かに、ツキのある人とつきあっていると、自分にもいいことが起こります。
ツキのある人とつきあっていると、自然に、その人からいろいろ学べます。
すると、だんだんその人のいいところが似てきます。
次第に、私たちもツキのある人になっていくんです。
そんな人がまわりにいなければ、ツキのある人の本を読むことでも、OKです。
2つ目の方法は・・・
●感謝の心で、一日20回以上、「ありがとうございます」ということ。
これも、まさしくその通りですね。
確かに、感謝の心をもっている人には、いいことがどんどん起こります。
「ありがとう」と言いたくなくなることがたくさん起こります。
最後に、3つ目の方法は・・・
●与え好きになること。
これも、その通りだと思います。
与えれば、ふつう返ってきます。
人に良いものを与える人は、良いものが返ってきます
そして、どんどん運が良くなります。
「ギブ&ギブ」の精神をもっている人は、人からも、神様からも多くのものを与えられるのです。
与える。感謝する。ツキのある人とつき合う。
運が良い人は、たいていこの3つを実行しています。(^.^)
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【出典】船井 幸雄 (著), 羽生 善治 (著)
『人間力ー自分でツキを呼び、直感を磨く方法ー 』(ビジネス社)