『仕事で大事なルールは吉本興業で学んだ』という本を読みました。
故・横山やすしさんや宮川大助・花子などのマネージャをしておられた大谷由里子さんの著書です。
この本から、お役に立ちそうなことをご紹介します。
「つらいときの魔法の特効薬」
大谷さんは、現在は、人材活性化プロデューサーとして、年間300回の講演をするなどご活躍中。
明るい関西人の中でも、飛び切り明るく元気な方のようです。
さて、この本の中に、「つらいときの魔法の特効薬」として、
●ココロを奮い立たす「座右の銘」をもつ
というのがありました。
その言葉を読むと、心が奮い立つ。
しぼんでいた気力が息を吹きかえす。
元気になって、またがんばろう!という気持ちになれる。
そんな言葉をもつのは、いいことですね。
人によって、そういう言葉は違うので、自分で見つけ、自分ですぐ見られるようにしておくとよいでしょう。
大谷さんの「座右の銘」
ちなみに、大谷さんの最初の座右の銘は、北山修さんの言葉。
●「人生に終わりなんてない。あるのは始まりだけだ」
そうですね。
生きている限り、新しい一日が始まります。
今日は、人生でもっとも新しい日なのです。
▼吉本興業時代は、横山やすしさんから聞いた言葉。
●「金を持ってくるからマネージャーや。金を稼ぐことが分かってないやつは単なる『ものまねジャー』や』
横山やすしさんは、「こういうことを手帳にメモしておけ!」と言っていたそうです。
自分の仕事にプロ意識と向上心をもっている人は、メモをよくとりますね。
27歳で自分の会社を作ってからは、松下幸之助さんの言葉。
●「自分の持てるものを他に与え、それに応じて他から受ける。多く受けたいと思えば、多く与えたらいい」
この松下氏の言葉を読んで、ふと思い出したのは、わが故郷、境港市。
この街は、いまおかげさまで、多くのものを受けています。
経済評論家の勝間和代さんによると、いま境港市は、ディズニーランド、ユニバーサルスタジアムに次いで年間250万人の観光客が訪れる日本第3番目のテーマパークのような場所になっているとのこと。(年間最高は370万人でした!!)
ほんの20年前は、地方の何にもない田舎だったんですよ。
それがいまは、休日には7万人(市の人口の2倍)の人が来る観光地になったのです。
なぜ、そうなったのか?
それは、実は、松下幸之助氏の言葉にも深く関係する理由があります。
心が奮い立つ言葉をもつ
ともかく、自分の心を奮い立たす言葉を自分の中にもつ。
そのために、手帳やノートに書いたり、壁に貼ったりする。
ときどき見る。
そして、行動する。
それは、多くの成功者がやっていることですね。
やはり効果があります。
心が奮い立つ言葉を自分の中にもとう。
そんな言葉を人にもあげよう。(^.^)
【出典】大谷由里子著『仕事で大事なルールは吉本興業で学んだ 感じて、興味を持って、悩む前に動こう! 』(こう書房)
仕事で大事なことが吉本興業の例などを通してわかります。