「目標を持つことは大事だと思います。僕がどういう選手になるのかというのは、自分で決めることですから」 大谷翔平(大リーガー)
「前向き・肯定的・感謝の心」で見事、夢を叶えた人。そしていまも、新たな夢を叶えるために、「前向き・肯定的・感謝の心」でチャレンジを続けている人。
その一人は、2018年にメジャーリーグで見事、新人王を獲得した大谷翔平選手です。
大谷翔平選手のこと
▼2018年、大谷翔平選手は、投手・バッターとして、ベーブルース以来の二刀流の大リーガーとして、大活躍しました。2019年現在は、トミー・ジョン手術後のリハビリのためバッターに専念して活躍中です。
▼彼に才能があるのは間違いありませんが、才能だけで、あれほどの活躍はできなかったでしょう。
彼には、才能を磨き・高めるためのたゆまない自主的な取り組みがありました。
努力と言ってもいいことですが、彼はそれを自主的に楽しんでやっています。
大谷選手の目標達成シート
▼私が特にすごいなと思うのは、彼が高校1年生のときに書いた「目標達成シート(マンダラチャート)」です。(ネットで検索すれば、画像が出てきます。)
「8球団からドラフト1位指名される選手になる」という大目標を達成するために8つの中目標、64の小目標が掲げられているものです。
▼「8球団からドラフト一位指名される選手になる」という大目標は、高校3年秋から、大リーグ志望に変わりましたので、実現しませんでしたが、日本ハムファイターズからドラフト1位指名されました。
中目標の「スピード160キロ」は、高校3年生の夏の岩手大会で実現しました。
その理由について、大谷選手はこう語っています。
「ずっと目標にし、それをチームメイトに伝えたり、紙に書いたりしていたからだと思います。そうやって自分にプレッシャーをかけていないと努力しないので」
目標を言葉にして、紙に書いたり、口に出して伝えていくことで、彼は自分自身を追い込んで努力していたのです。
野球と関係がないこと?も目標にする
▼私にとって特に興味深いのは、一見、野球に関係のなさそうな目標も掲げていることです。
例えば、
「人間性」(を高める)という中目標には、
「感謝」
「思いやり」
「礼儀」
「愛される人間」(になる)などの小目標があります。
大谷選手が人間としても、多くのファンに愛されている現実に納得できます。
▼他にも
「運」(を良くする)という中目標には、
「あいさつ」
「ゴミひろい」
「本を読む」
「道具を大切に使う」
「プラス思考」(をする)などの小目標があります。
彼が人生のために自己啓発的な本も読んで、よく学んできたことがわかります。
大谷翔平選手は、高校時代からこれらの目標を掲げ、毎日見て、心に刻み、人にも伝えて、日々精進してきたのです。
そして、プロになっても、さらに高いレベルを目指して取り組んでいるのです。
「前向き・肯定的・感謝の心で」生きる
▼さて、「前向き・肯定的・感謝の心で」生きるとは、大谷翔平選手のように目標をもって、人生を楽しんで生きていくことです。
学生なら、学校の勉強や部活などが、その基盤になります。
社会人も、仕事や家庭生活の中で実践できます。
嫌々やらされるのでなく、自分で考え、行動していきます。
自分で夢(目標)を設定する。
紙に書く。
夢の実現をイメージする。
どうすれば夢が実現できるか、考える。
そのために小さな目標をいくつも考える。
そして小さな目標を達成していく。
「前向き・肯定的・感謝の心で」やっていけば、きっと楽しい取り組みになります。
人間的に成長していきながら、自分の目標や夢を達成できるようになっていきます。
夢を叶えるために、前向き・肯定的・感謝の心でチャレンジしよう‼
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【出典・参考】
児玉 光雄著『大谷翔平86のメッセージ: 才能が目覚める、活かせる』
ちなみに大谷翔平選手の高校時代からの愛読者は、スペンサー・ジョンソン著『チーズはどこへ消えた』です。
1998年にアメリカで出版され全世界で累計2400万部を超えるベストセラー。日本では、2019年時点で累計450万部超のロングセラー。
ビジネス書として、一流企業に研修用にも活用されていますが、寓話調なので子供から大人まで幅広く読める良い本です。大谷翔平選手が夢を実現していく力になってきました。