いい言葉

「読書の効能」を賢人たちの名言から考える

読書をすれば、どんな良いことがあるのでしょうか。

古今東西の賢人たちの言葉をもとに考えてみましょう。

まずは、何人かの名言を味わってみてください。

賢人たちの名言

●「読書は学問の術なり、学問は事をなすの術なり。」 福沢諭吉『学問のすすめ』

●「すべて良き書物を読むことは、過去の最もすぐれた人々と会話をかわすようなものである。」 デカルト 哲学者

●「読書で生涯をすごし、さまざまな本から知恵をくみとった人は、旅行案内書をいく冊も読んで、ある土地に精通した人のようなものである。」 ショウペンハウエル   哲学者

 ●「良き書物を読むことは、過去の最も優れた人達と会話をかわすようなものである。」 (デカルト 哲学者)

●「書物の新しいページを1ページ、1ページ読むごとに、私はより豊かに、より強く、より高くなっていく。」 チェーホフ ロシアの劇作家、小説家 

●「宝島の海賊たちが盗んだ財宝よりも、本には多くの宝が眠っている。
そして何よりも、宝を毎日味わうことが出来るのだ。」ウォルト・ディズニー 実業家

●「1時間の読書をもってしても和らげることのできない悩みの種に、私はお目にかかったことがない。」モンテスキュー 哲学者

●「読書、なかんずく小説を読む喜びはもうひとつの人生を経験することができる、という点にある。」 山本周五郎 小説家

●「自分には学校というものは、一切存在理由がなかった。自分にとって、図書館と古本屋さんさえあればそれで十分であった。」 司馬遼太郎 作家

司馬さんのように、学校に行けなくても、行かなくても、本を読んで勉強し、立派になった人は大勢いるのです。

本は最良の教師、読書は最良の学び場になりえます。

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齋藤孝氏の言葉

明治大学教授の齋藤 孝氏は、ミリオンセラー『声に出して読みたい日本語』発刊以来、ものすごい勢いで本を書いていらっしゃいます。

齋藤氏は、大学時代、ひとり読書に明け暮れていたそう人です。

「読書をしない人には未来はない。思考能力は、読書によって鍛えられるんです。読書する人としない人には、思考能力に決定的な差がつきます」

読書習慣や読書から得た力が、齋藤氏の現在の仕事のエネルギー源になっているのです。

立花隆氏の言葉

ジャーナリストの立花隆氏は言われます。

「大学で得た知識など、いかほどのものではない。社会人になってから獲得し、蓄積していく知識の量と質、特に二十代、三十代のそれが、その人のその後の人生にとって決定的に重要である。若いときは、何をさしおいても本を読む時間をつくれ。」

私もこれにならって学校の子どもたちに言ってきました。

「学校で得る知識など、いかほどのものではない。自ら学び取った習慣が後の人生にとって決定的に重要である。早い方がいい。本を読む習慣をつけよ」

情報や知識だけではありません。
いろいろな経験を読書によってすることができますし、普通なら会うことができない古今東西の優れた著者と読書を通して接することができます。

そのような過程のなかで、自分を振り返り、考えを深めることもできます。

読書によって、人は心も人格も成長させることができるのです。

千田琢哉氏の言葉

大学時代に10000万冊の本を読破し、作家となった千田琢哉氏はおっしゃています。

「20代でやっておくべき、たった1つのことを挙げろと言われたら、私はこういうだろう。『とにかく、たくさんの良い言葉のシャワーを浴びておくことだ』」

読書をすれば、たくさんの良い言葉に出合うことができます。

その言葉は、その人の人生を方向づけるのです。

学生に限らず、社会人になり、年齢がいくつになっても、読書はわたしたちに楽しみを与え、成長させてくれます。

豊富な知識を与え、知恵を磨き、現実の様々な問題に対処できる能力をつけてくれます。

たとえば、私たちが仕事や人間関係で、何かトラブルに出逢ったとしましょう。

もし、そのトラブルの部分しか見ていないと、問題が非常に大きく思えてきて悩むものです。

しかし、多く読書をしている人は、多くの人の経験や知恵をもとにより広い視野に立って問題に対処することができるのです。

最後にソクラテスの言葉です。

ソクラテスの言葉

「書物を読むということは、他人が辛苦してなしとげたことを、容易に自分に取り入れて自己改善をする最良の方法である。」(ソクラテス)

直面している問題がどれほど苦しくても、古今東西の人類も同じような問題を乗り越えてきたのです。

さまざまな苦難を克服し成功を収めた偉人たち。

どんな困難にも屈せずに幸せを享受した賢人たち。

彼らの精神的な強さが私たちを勇気づけ、その知恵が私たちの心に希望の灯をともします。

読書によって、私たちの心は強くなり人間的に成長していけるのです。

読書で心と知恵を磨き、成長していける。 (^.^)

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【出典】齋藤 孝 著『読書の力』千田琢哉著『死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉』

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