怒り

イライラや怒りは健康管理でコントロールできる

イライラや怒りは、人間関係を悪くし、心身の健康を害し、仕事や人生にも悪影響を与えるマイナスの感情や行為です。

感情と体は密接につながっています。

イライラや怒りというマイナス感情を抑えるには、日ごろから体の健康にも気を配るといいです。

そこで、いくつかのアイディアを提供します。

イライラは体の不調が原因かもしれない

体調が悪いときや、おなかがすいているとき、眠いときなどは自律神経がバランスをくずしやすいので怒りやすくなります。

「今日はどうもイライラするな」と思ったら、まずは自分の体調がどうなのかを考えましょう。

「風邪気味」、「睡眠不足」「肩や腰が痛い」というのであれば、イライラするのはそのせいかもしれません。

風邪で頭痛がずっと続いたり、せきが止まらなかったりすれば、気分はイラついてくるものです。

風邪はひきはじめが肝心です。無理をせずに、早めに直したほうがいいでしょう。

おいしいものを食べて、早めに寝たら、翌日には体調もよくなって考えが変わっていることがよくあるでしょう。

体の痛みや疲れが、イライラや怒りの原因になることはあるので、体に無理をさせないことを心がけたいですね。

●健康で元気な体をつくる

 

イライラは食事ぬきが原因かもしれない

朝食をちゃんととることをおすすめします。

東京都立教育研究所が都内の公立幼稚園、小学校、中学校の幼児・児童・生徒・保護者・教師を対象にした調査では次のようなことがわかりました。

「イライラしにくい子」は、早寝早起き型が多く、「イライラしやすい子」は、夜更かし型が多かったこと。

「イライラしにくい子」の九割が、朝食をとって学校に行くが、「イライラしやすい子」で朝食をとって学校に行く子はその半数以下でした。

まり、「夜更かし型で、朝食抜きの子どもは、イライラして、キレやすい」とわかったのです。

これは、大人も基本的に同じです。

ひどく疲れたときや空腹のときに甘い物を口にすると元気が出た経験があるでしょう。血糖値が上がり、脳と体の働きが回復するからです。

逆に朝食を抜けば、次第に空腹になっていきます。

空腹のときは、脳や体のエネルギー源となる糖分(ブドウ糖)が欠乏していて、脳や体の働きは低下していきます。

そのため、仕事や勉強の集中力は長続きしません。

感情をコントロールする力も低下して、ちょっとしたことでイライラしたり、怒りっぽくなったりするのです。

でも、朝食をちゃんととっていれば、ゆったりとした気分で、仕事や勉強をすることができます。

脳がよく働くので、問題解決能力や理解力も上がります。

★朝食をしっかりとる

 

イライラは睡眠不足が原因かもしれない

「早寝早起き」は、仕事や学習効率を高め、健康にもいいです。

私が学校で教えているときもそうでしたが、一般に「早寝早起き」の子どもは、やる気もあり成績もよくなります。

朝から元気で落ち着きもあり、授業に集中し、意欲的だからです。

しかし、宵っ張りの子は、その逆です。

夜寝るのが遅い子どもは、朝起きるのも遅く、朝食も満足にとれず、朝からボーとした睡眠不足の頭で、やる気もなく授業に出てしまいます。

しかも、ちょっとしたことでイラつき、キレやすく、集中力も長続きしません。

当然、学業も振わず、ますますストレスを溜めていくのです。

しかし、「早寝早起き」で、朝は決めた時間に早めに起き、夜も早めに就寝する習慣がついている子は違います。

早く起きれば、朝食をぬくこともなく、遅刻をすることもありません。

授業では学習意欲、学習への集中力が高いので、必然的に問題解決能力も理解力も高くなるのです。

これは、大人も同じです。

睡眠不足であれば、ぼーとした頭で仕事をし、ミスも多くなります。

感情のコントロールも難しくなり、ちょっとしたことでイライラしたり、怒りっぽくなったりします。

逆に、「早寝早起き」を続けている人は違います。

睡眠時間をたっぷりとって前日の疲労を回復しているので、朝から脳の働きは快調です。

そして、さわやかな気分で効率よくどんどん仕事をこなしていけます。

●睡眠を十分にとる

 

イライラは疲れが原因かもしれない

「疲労と悩みを予防する第一の鉄則は、たびたび休養すること、疲れる前に休息せよ」

『人を動かす』『話し方入門』などの名著で知られるデ―ル・カーネギ―氏は、『道は開ける』の中で一章を割いて、休みの大切さを力説しています。

心身の疲労はいったんたまると、驚くべき速度で蓄積し次第に活動をにぶらせます。

それ以前に、イライラしたり、怒りっぽくなったりします。

ですから、疲れる前に、たびたび休息をとること。

疲れがたまってしまったなあと感じたら、ゆっくりと休憩をとることです。

『七つの習慣』の著者であるスティーブン・R・コヴィー氏も、成功するために大切な7番目の習慣は、「休むこと(刃を研ぐ)」だと主張します。

休むと言っても、何もしないでぼんやりしていることではありません。

旅行、散歩、スポーツ、読書、音楽や劇の鑑賞、瞑想など、普段の仕事とは違う活動をして、頭や心や体をリフレッシュさせるのです。

遊びながら、楽しみながら肉体的、精神的に、知的に自分を高めることができます。

すると、休み明けの仕事では、気分も上々、新たな気持ちで仕事に望むことができるのです。

普段の活動とは違うOFFの過ごし方をすることで、気分をリフレッシュし、「またがんばるぞ!」というエネルギーがわいてきます。

●OFFにはゆっくり休んでリフレッシュする

 

イライラは運動不足が原因かもしれない

気分のリフレッシュのためにも、毎日短時間の運動はおすすめです。

運動することは、ダイエット、あるいは筋力の衰えを防ぐのにも効果的です。

ラジオ体操でもいいし、エアロビクスでもいい。

テレビでも見ながら、毎日短い時間、続けてできることがいいでしょう。

私もパソコンに向かってばかりいると、どうしても肩がこってきます。

肩がこっているときは、やはり気分がすぐれず、ちょっとしたことでイライラしやすくなるものです。

そこで、原稿書きの合間に5分間くらい短い運動を入れています。

腕立てふせ、腹筋と自分独自の全身運動など、気分がリフレッシュしていいのです。

こういう運動をこまめにやっていけば、肩こりやストレスの予防にもなります。

それに休みを適度にとったほうが、仕事の効率もあがるのです。

学校に勤めているときは、昼休みに子どもたちと外に出てよく遊びました。

サッカーをしたり、鬼ごっこしたりと走り回っていました。
夏になるともう汗だくだくです。

そのかわり冬はだんぼうがいらないほど、あったまりました。

子どもたちといっしょに走っていると、かなりの運動量になります。

そのため体は大病することもなく元気いっぱいでしたし、ストレスもふっ飛んでいきました。

いまは、自転車で30分程度のサイクリングに行ったり、ウオーキングに行ったりします。

そういう運動は習慣的にしたほうがいいのです。

●運動でリフレッシュする

 

歩くこと(ウオーキング)は心身の健康にいい

 

ムシャクシャしたり、イライラしたりするときは、部屋を飛び出して好きな散歩コースを歩きましょう。

ただひたすら歩く、それだけでいいのです。

歩くことは、まず健康にいい。

歩いていると、足腰も衰えませんし、体も丈夫になります。

それに、まだちょっと早いかもしれませんが、ボケ防止にもなります。

十五分、二十分と歩いていると、頭がなぜかスッキリしてくるのです。

ムシャクシャやイライラが吹っ飛んで、「よし、やるぞ!」という気分にもなってきます。

頭もクリアー、気分も爽快!

自分の部屋でうんうん唸っても分からなかった問題の解決法が、歩いているうちに、スウッーと頭の中に降ってくることもあります。

いわゆるヒラメキというものですね。

それに、歩いていると、五感は磨かれます。

車中からは気づかなったものを発見できるのです。

季節によって移り変わる自然の美しさ、街の人の人情あふれる生活の営み、美味しそうな香り、入ってみたい面白そうなお店など。

そんな小さな発見のおかげで、日々の生活が楽しくなります。

●散歩で気分爽快!