紹介する言葉は、偉人や賢人の言葉・名言・格言など、きっと心に響き、そして心の糧になる言葉です。
ちょっとした空き時間や待ち時間に、スマホなどで読めるように短い解説を加えています。
これらの素晴らしい言葉にふれ親しむことで、あなたは自分の心に生きる勇気と希望をきっと見出すことでしょう。
長嶋茂雄の言葉
本気ですれば大抵のことはできる。
本気ですれば何でもおもしろい。
本気ですれば誰かが助けてくれる。
長嶋茂雄 1936~ 読売ジャイアンツ終身名誉監督
長島さんは、選手時代、巨人のV9に貢献した大打者であり、日本プロ野球界のスーパースターでした。
「燃える男」と言われ、ここぞというチャンスのときには期待にこたえるバッティングをし、華麗な守備でもファンを魅了してきました。
明るいふるまい、常にお客さんを喜ばせる本気で全力のプレーを心がけました。
ホームランを打って全力疾走し1塁ベースを踏み忘れたり、空振りするとヘルメットが飛ぶような仕掛けをしたり、サードゴロを取って勢いあまって2塁ベースを超えたりしたのも、その一所懸命さの表れでしょう。
本気でやれば、燃えてきます。
できなかったこともできるようになります。
見ている人も、つい応援したくなります。
それは勉強でもスポーツでも、あらゆることで言えることです。
夢は本気の人がかなえていくのです。
岡本太郎の言葉
信念のためには、
たとえ敗れるとわかっていても、
おのれを貫く、
そういう精神の高貴さがなくて、
何が人間ぞとぼくはいいたいんだ。
岡本太郎 1911~ 1996 芸術家
1970年に大阪で日本初の万国博覧会が開かれる事が決まり、岡本太郎さんがプロジュースを任されます。
彼は周囲の反対をおしきって、会場の屋根を突き破る巨大なシンボルタワー「太陽の塔」をつくりました。
そのため、当時の一部の知識人などから厳しい批判をあびることになりました。
ともかく観る者に強烈な印象をあたえた「太陽の塔」は、岡本太郎さんの生き方、考え方と無縁ではありません。
彼がこの塔に込めたものは、文明の発達や進歩の中で、人々の生活は豊かになるのに反して、心は不自由になり貧しくなっていく現代社会への、彼なりの思いだったようです。
大阪万国博覧会は、大成功を収めた後に閉幕。
塔は大阪のシンボルとして、いまも人々に愛され続けています。
【出典】岡本太郎著『強く生きる言葉』(イースト・プレス)
テレビドラマ「3年B組 金八先生」の言葉
泣きたいときは、遠慮しないで泣きなさい。
涙が乾いたら、
代わりに希望の芽がでてくる。
これは、武田哲也さん扮する金八先生が、志望していた私立高校に合格できずに、泣いている生徒を抱きとめて言った言葉です。
私たちは泣いていいのです。
一所懸命に取り組んで、それでも成果がでなかったとき、やはり悔しい。
自分の力が及ばなかったとき、辛い。
思いっきり泣けばいいのです。
辛くて悔しくて流す涙は、きっとあなたを強くしていきます。
泣くことによってあなたは成長できます。
泣けるくらいがんばったことを誇りに思っていいのです。
涙がかわいて、また顔をあげて前を見つめたとき、きっとあなたの瞳は輝いています。
【出典】テレビドラマ「3年B組 金八先生」第17話