いい言葉

勇気が湧いてくる言葉(ヨハネ・パウロ2世、吉川英治、坂本龍馬)

紹介する言葉は、偉人や賢人の言葉・名言・格言など、きっと心に響き、そして心の糧になる言葉です。

ちょっとした空き時間や待ち時間に、スマホなどで読めるように短い解説を加えています。

これらの素晴らしい言葉にふれ親しむことで、あなたは生きる勇気が湧いてくるでしょう。

ヨハネ・パウロ2世の言葉

過去をふり返ることは将来に対する責任を担うことです。

ヨハネ・パウロ2世 1920~2005

第264代ローマ教皇

歴代ローマ教皇として史上初めて訪日したヨハネ・パウロ2世は、被爆地広島で9カ国語による平和アピールをおこないました。

このスピーチは、宗教を超えて今でも、平和を訴える人びとに取り上げられ、聴く人びとの胸を打ちます。

「戦争は人間のしわざです。

 戦争は人間の生命の破壊です。

 戦争は死です」

この日本語での冒頭の言葉に続き、ヨハネ・パウロ2世は過去をふり返ることで、将来に愛と平和に満ちた世界をつくろうと訴えました。

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吉川英治の言葉

朝の来ない夜はない。

吉川英治 1892~1962

作家 代表作品『宮本武蔵』

『宮本武蔵』『新平家物語』などの国民的文学作品で有名な作家、吉川英治は、少年時代からの苦労人でした。

お父さんが事業で失敗し、病気で倒れ、小学校を中退すると、大勢の弟や妹のためにも丁稚奉公に出されました。

彼のわずかな給金とお母さんの針仕事の賃金が一家の支えだったのです。

英治は青少年時代、職を転々として苦労に苦労を重ねました。

それは、人生の夜をさまようような日々だったのかもしれません。

そういう中で、本を読み、物を書き、作家の修行を続けました。

作家になってから彼は、頼まれた色紙によく「朝の来ない夜はない」と書きました。

この言葉には、吉川英治が辛い青年時代から学びとった思いが凝縮されているのです。

坂本龍馬の言葉

世に生を得るは、事を為すにあり

(この世に生まれてきたのは、大事なことを行うためである)

坂本龍馬 1836~1867

幕末の志士

坂本龍馬は、江戸時代幕末に新しい時代の幕を開けるために大活躍した志士でした。

龍馬が仲間に会った時、彼が持っていた長い刀を見て「無用の長物、いざという時には役立つまい」と自分の短い刀を見せました。

再び会うと、龍馬はピストルを出して「これが西洋の武器だ。よく見ておけ」と言い、3度目に会ったときには、「俺はいま万国法を読んでいる」と言ったそうです。

事を為すために龍馬は、古い考えにこだわず、新しい時代の流れから常に学び、取り入れていたのです。

そういう姿勢が、「薩長同盟」を実現させ、そして大政奉還につながる「船中八策」を生み出したのです。

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