周囲から「あの人はできるな」と評価される一流のビジネスパーソンというのは、あらゆる当たり前のことを実行できる人のことをいいます。
高度なビジネステクニックが必要なシーンというのは少なく、ビジネスの99%は、当たり前のことで成り立っています。
ですから、当たり前のことを当たり前のようにできる人は、周りの人から信頼される「仕事のできる人」になっていきます。
1つずつご紹介していきますので、自分の取り組むべき課題を見つけ、より確かなものにしていただければと思います。
今回は「ちょっとだけ整理整頓をする」です。
会社のデスクが汚いだけで周囲に迷惑をかける
「私は整理整頓が苦手」
という人がいますが、整理整頓が得意な人なんていません。
整理整頓を心がけることで、はじめてキレイな環境が保てます。
つまり、その努力をしているか、していないかの差なのです。
会社のデスクがちらかっているということは、周囲のことはどうでもよいと考えている心の現れです。
それだけで、あなたは、ビジネスパーソンとしての信頼を失います。
なぜなら、会社のデスクはその人のプライベートスペースではないからです。
ちらかっている光景を見て、上司や同僚が目にして気持ちいいわけがありません。
特に、隣の席の人は迷惑をこうむります。
また、その人が不在の時、連絡事項が発生すると、同僚はメモをどこに置いていいか、困ってしまいます。
ちらかっている書類にまぎれてしまわないか、心配になるからです。
このようにデスクがちらかっているだけで、多くの人に迷惑をかけることになります。
整理整頓で仕事が効率化できる
整理整頓が苦手な人は、集中的に片付けて「キレイになった!」と満足し、すぐにまた、ゴチャゴチャになるというのがパターン化しています。
キレイな状態をキープするには、その時その時で、「ちょっとだけ整理整頓する」を意識する必要があります。
書類や文具を使ったら、定位置に戻す。
デスクの上には、今している仕事に関連するものしか広げない。
前の仕事、次に仕事に関わるものは、わかりやすい場所にストックしておく。
これを徹底するだけでキレイな状態がキープできます。
デスクの上がいつも整理整頓されていると、スッキリした思考で仕事を進められます。
間接的に、整理整頓をすることで、仕事の効率化を実現できます。
最近使ってないものは、これからも使わない
もう1つ整理整頓で心がけたいのは「所有しているものをなるべく減らす」ということです。
1年前の使わない書類が引き出しに入っていませんか?
同じようなボールペンが何本もペン立てにありませんか?
物が多いと、それだけ整理整頓にかける労力が大きくなります。
なるべく物を減らすには、1ヶ月に1回でいいので、持ち物チェックをすることです。
使わない書類を処分しましょう。
使わないペンは文具がストックされているスペースに戻しましょう。
最近では、整理整頓において「断捨離」という考え方が広がっています。
テレビや雑誌で紹介されているので、耳にしたことがある人も多いでしょう。
断捨離の基本的な考え方の1つは、「最近使っていないものは、これからも使わない。だから処分する」ということです。
これは真実だと思います。
「これは使うかな」
と思ってしまっていても、たいていの書類はその後、使われることはありません。
勇気を持って処分してしまいましょう。
もし、どうしても心配なら、最近は、無料で使えるクラウドサービスもたくさんありますので、スキャンをして、そこにストックしておけばいいのです。
所有物を減らす。
整理整頓をする。
これも大切なビジネススキルの1つです。