いい言葉

成長するための天使の言葉『奇跡を呼ぶ天使の贈り物』から

以前、『奇跡を呼ぶ天使の贈り物』(PHP研究所)という小説を書きました。

夢を叶えるための習慣や考え方を紹介しながら、読んだ人が元気で幸せになる、次のようなお話です。

クリスマス・イブの夜、失恋した主人公の安部美幸(ミーちゃん)は、街で天使(天ちゃん)に出会います。

天ちゃんは、彼女の身におこるという「人生で最大の悲しい出来事」に備えて、3週間ともに生活しながら、大切なメッセージを伝えるためにやってきたのだと言います。

食いしん坊の赤ちゃんのような天使を、初めは不審に思っていた主人公美幸も、「天ちゃん手帳」「寝る前の3つの習慣」など、天ちゃんの毎日の教えによって、少しずつ成長していきます。

そして、ついに願っていた夢が叶うようになっていくのです。

では、美幸(ミーちゃん)に変化をもたらした天ちゃんの言葉(教え)をご紹介していきましょう。どれか1つでも役に立てば幸いです。

「第3章 成長する」からです。

成長する

「そうだよね。人生はサイコロで決めてはいけないもの。

他の人のアドバイスを聞くのはいいけどね、結局は自分で考えて決めなきゃいけないんだ。

うまくいったらアドバイスしてくれた人のおかげ、うまくいかなったら自分の責任。そう考えておくのがちょうどいいんだ」P.105

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見た目の大切さ

「服って案外大切ですわね。

よく男の方で、人間は着ているものじゃなくて中身が大切だっておっしゃる方がいますわね。

それはそのとおりよ。でも、ほとんどの人は、見た目でその人を判断するの。

いくら自分に中身があると思っていても、着ている服が汚れていり、破れていたりすると、その人はだらしない人なんだって思われるもの。

ブランド品でなくても、時と場に応じた清潔な服を身につけて、着ている服はまわりの人にその人の人格や品性を無言で伝えて好感をもたれるものよね。

だからね、本当に中身のある人は、身につけるものにちゃんと気を配るものですわ」P.109

お世話になる人へ

「余計なこと?あいさつされたから、あいさつしただけじゃない。

当たり前のことだよ。ほら、ほとんどのお客さんは、スチュワーデスさんがあいさつしてるのに、無視して通り過ぎるでしょ。

これ、おかしいよ。

これからお世話になる人に、あいさつするのは当たり前じゃないかな。

ほんのちょっと会釈するくらいでもね」P.111

読み聞かせ

「あのね、絵本の読み聞かせって、すごくいいことなんだよ。

絵を見て、声を聞いて想像しながら読むとね、物語の中に深く入っていけるだ。

すごく感動できるんだよ」P.114

絵本を書く

「できない理由はいくらでもあるよ。できない理由は誰にでもあるんだよ。

それは、いつでもなくならないんだ。

自分で自分に限界をつくったらダメだよ。

自分の可能性を否定してはダメ。

本当に夢を叶えたければ、できない理由でなくて、できる可能性をさがすんだ。

可能性はきっとあるよ」P.125

人はつながる

「自分が思っている以上に、人はいろいろな人とつながっているということなんだよ。

友達の友達がミーちゃんを知っているということもあるよ。

ミーちゃんがもし百人の人と友達だったら、その百人の友達を通して、その何倍何十倍もの人がミーちゃんのことを知るかもしれないよ。

人間の存在って不思議なんだ。広がりがあるんだよ。

限られた時間と空間に生きていても、ひとりのひとりの人間はいろいろな人とつながっているものなんだ。

たとえ、時間と空間が違っていても、思いが届けば、人間はつながっていくものなんだ」P.130

作った人の思いを感じる

「さっき観光ガイドで見たけど、このちゃんぽんは、もともと貧しい留学生のために職人さんが故郷の味と長崎の海の幸をあわせてつくった食べ物でしょ。

食べ物には、つくった人の思いがこめられてるんだよ。

だから、作った人の思いを感じながら食べるとおいしくなるんだ」P.134

主体性をもって行動する 

「世間体ばっかり気にしている主体性のない人は、何をやってもうまくいかないから。

そういう人は、人のちょっとした反応や気分で自分の意志をコロコロ変えてしまうんだ。

それで、かえってまわりの人を振り回すことをするんだよ。

そうすると、まわりの人もその人を信用しなくなって、うまくいかなくなるの」P.140

言葉は返ってくる

「誰でもそうだよ。悪口って、天につばを吐きかけるようなものなんだ。

結局、自分に返って来るんだもの。

だから、自分に悪口を言われたくなかったら、自分から言わなきゃいいんだよ。

言われても言い返さなければいいんだ」P.147

古いアルバムを見る

「ミーちゃんは、家族に大切にされていたんだね。

見ればわかるよ。

ミーちゃんの写ってる写真って多いもの。

 それに、どの写真見ても、ミーちゃんも家族も幸せそうだから」P.151

気持ちは返ってくる

 「ほら、俊一くんは、ミーちゃんをずっと見てるよ。

優しい気持ちがやっと通じ合えたね。

優しい気持ちには優しい気持ちが返ってくるんだ」P.161

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