会ったことのない人ですが、この方のメールには、学ぶべきことがありますのでご紹介します。
読者さんからいただいたご感想
はじめてメールを差し上げます。
Mと申します。
フランチャイズの学習塾を経営しながら、障碍者の就職支援のお手伝いなどをさせていただいております。
アドラー心理学を学び3年ほど、いつも先生のメールマガジンを拝見して、気づかされることが多く感謝しております。
今日は朝から涙が・・・子どもって本当に素晴らしいですね。
1年生の言葉・・・。
小さな幸せをしっかり受け止めて、日々の糧にしている姿に頭が下がります。
私の娘にも先日、素晴らしい学びをもらいました。
彼女はお友達を作る天才です。
その彼女にコツを聞いてみたところ、
「目が合ったら、ニコッと笑ってね、ニコッと返してくれたらお友達になれるの」
と言っていました。
以前、私が勤めていた専門学校の教え子が
「M先生は、いつも目が合うとニッコリしてくれたから、すごくうれしかった」
と言ってくれたことを思い出しました。
娘が私のそんな姿を見ていることは無いと思いますが、どこかで何かを感じてくれていたのかと思うと、こんな私でも大丈夫かな、と思えました。
娘が私のそんな姿を見ていることは無いと思いますが、どこかで何かを感じてくれていたのかと思うと、こんな私でも大丈夫かな、と思えました。
学習塾の経営があまりうまくいっておらず、経済的に厳しく自己評価が下がるばかりの中、小学1年生の言葉、娘の言葉を糧に勇気が満ちてきた気がします。
今日も1日、心の栄養を頂きました。
ありがとうございました。
これからもメールマガジン、楽しみにしております。
EM
EMさん、ご感想ありがとうございます。
このメールから私はいろいろと学びました。以下にまとめます。
笑顔で友達を作る
「目が合ったら、ニコッと笑ってね、ニコッと返してくれたらお友達になれるの」
この娘さんの言葉に「なるほどー天才だ」と感心しました。
ほんの些細なことですが、ニコッと笑いかけることで、「私はあなたに好意をもっていますよ」というメッセージが伝わります。
たまに無視されたり、変な顔をされることもあるでしょう。
もしかしたら、相手はただつられて反応しただけかもしれません。
でも、でも、相手がニコッと笑い返してくれたら、「私もあなたに好意がありますよ」という印なのです。
互いにほほえみかけると心は互いの垣根を越えていけるのですね。
そのために、自分からほほえみかけることをきっかけにして友達になれる。
それを知っている大人は多いかもしれませんが、教えられなくても実践している、また言語化できるのが、この子のスゴイところなのです。
親の笑顔が子どもの笑顔になる
さっき「教えられなくても」と書きましたが、この子は、たぶんお母さんの姿から学んだと想像できます。
普通、生まれてから今まで、子どもは親と接する時間が一番多いです。
親の姿を見て育つます。その結果、ある部分が、自然と親に似てくるのです。
ですから、この子の笑顔もお母さんからこれまでもらった笑顔に似てきているのです。
それは、元専門学校の教え子の「M先生は、いつも目が合うとニッコリしてくれたから、すごくうれしかった」という言葉からわかります。
また、この感想メールの文面には、(笑)や(^.^)など表現はないのですが、書き手の笑顔が感じられるからです。
EMさんは、娘さんや学習塾の子どもたち、障碍を持った方の良いところから学び、自分から笑顔で語りかける人だということが想像できます。
そうでないと、あの小学1年生の言葉に感動しないし、(読んでもらえるかどうかわからないのに)わざわざ感想のメールを書かないのです。
人は笑顔に動かされる
私は読者さんの感想メールを全部取り上げることは、基本的にありません。
お返事をすることも、あまりありません。(すみません)
なのに、なぜ私はこの感想メールを全文取り上げて、こんなふうに時間をかけて長文の解説めいたことをせっせと書いているのでしょう。
それは、この感想メールに感じたEMさんと娘さんの笑顔に「私の心が動かされた」からです。
また、それだけではなく、「他の方の心にも響き、役立つかもしれない!」と思ったからです。
基本的に、私は「自分が感動したこと+人様にも役に立つかもしれない」と思ったことしか書きません。
逆に、「自分が感動したこと+人様にも役に立つかもしれない」ことに出合うと、勝手に指が動いてしまうのです。(作家の習性かなあ?)
EMさんが、メルマガで紹介した「1年生の言葉」を読んで、
「朝から涙が・・・子どもって本当に素晴らしいですね。小さな幸せをしっかり受け止めて、日々の糧にしている姿に頭が下がります。」
と感想を書かれたように・・・
100人に1人でも、誰かの今日一日の心の糧にしてもらえたらという思いがありました。
お読みくださってありがとうございます。
ちなみにメルマガで紹介したのは、こちらです。